小アルカナワンド・火

ワンドの2
Two of Wands

やりたい気持ちと、手がける物事。熱く、速い。

正位置

構想・先を見る・選ぶとき

逆位置

迷い・視野が狭い・先延ばし

城壁の上に、赤い服の男性が立っています。右手には小さな地球儀、左手にはワンドが一本。もう一本のワンドは壁に固定され、その向こうに海と陸地が広がっています。お城はすでに彼のものです。それなのに、視線は城の中ではなく外へ向いています。ワンドの2は、手にしたものを足がかりに次の展開を考えるカードです。

ワンドの2が出るのは、たいてい最初の段階を越えて、次を決めなければいけない場面です。副業が少しずつ回りはじめて広げるかどうか迷っていたり、今の会社で居場所はできたのに、よそからの誘いが気になっていたり。まだ動いてはいません。地図を広げて行き先を見比べているところで、この段階に使う時間はむだになりません。

逆位置になると、たいていは選ぶべきときが来ているのに、ずっと先延ばしにしているという意味です。地球儀を回すばかりで、城の外へは一歩も出ません。視野が狭くなっている場合もあります。慣れた方向ばかり見ているせいで、選択肢が実際より少なく見えているんです。どちらにしても、決めかねているあいだに状況のほうが勝手に決めてしまいがちです。

今、なぜ迷っているのでしょう。情報が足りないからか、今の場所が居心地いいからか。前者ならもっと調べればいいし、後者ならいくら調べても城壁の上に立ったままです。

お城が描かれているので「もう全部手に入れた」と読まれがちです。でもこの絵の重心は、お城ではなく男性の視線にあります。手にしたもので満足するカードではなく、手にしたものだけでは物足りなくなりはじめたカードです。

ワンドの3が続けて出たら、構想が実行に移ったということ。吊るされた男と一緒なら、あえて決断を止めている状態なので、急ぐよりもう一度見直すほうへ読みます。

ワンドの2 — タロット