世を揺さぶった遊説家
「それ、本当に正しい?」のひと言で、会議の空気をひっくり返します
客間に入れば場をひっくり返して出てきた遊説家。
ズバリ言うと
認めたくないかもしれないけど- 01風呂敷を広げておいて、後片づけは退屈だから逃げます
- 02アイデアは100個、やりきったのは数えるほど
この結果になった理由
ENTPこんな人です
ひと言で場をひっくり返していた人です。にぎやかな通りでも、お偉方の屋敷の客間でも、かまわず入っていって人を言いくるめ、説き伏せていたでしょう。初対面の人と話すのにためらいがなく、居並ぶ人たち相手に言い合いになると、むしろ楽しくなったはず。
ひとつの答えに長く留まるのは退屈でした。「こう見たらどうです?」と場を組み替えるのが遊びで、その頭の回転がこの人の武器だったんです。言い負かされた日も、翌日には新しい理屈を携えてまた現れていました。
決まりごとより、その下にある理屈がいつも気になっていた人。みんなが当然だと言うところに、わざわざ「本当にそうですか?」を投げかけるので、行き詰まりを破ってくれてすっきりするという人と、面倒だという人が半々だったでしょう。正しいかどうかは情ではなく論理で決めていました。両方の理屈がわかる人は両方から疑われるもので、どこでも話は通じたけれど、どこにも完全には属せなかったはずです。慣れた答えをそのまま受け入れることがなく、いつも新しい道を考えていた。行き止まりで、なかったはずの道を開いたのも、結局その才気だったでしょう。
ひとつの場所に縛られると、すぐに気持ちが冷めたはず。場を思いきり揺さぶっておいて、退屈な後始末が始まるころには、もう次の場を探して旅立っていたでしょう。こつこつ仕上げるより、新しい可能性のほうに体が傾いていましたから。そばの人たちは、この人を半分つかまえて、半分取り逃がしたような気分だったはずです。決まった枠にまず「なんで?」を投げるくせがいまもあるなら、それは昔からの気質。「それ、本当に合ってる?」をいまだにこらえられません。その一言で行き詰まった会議がまた動きだすこともあれば、終わったはずの議題がまた開いてしまうこともあるんですよね。