黙って鉄を打った鍛冶屋
興味ないふりをして、仕組みは全部分解済みです
説明のかわりに、直した道具を差し出した鍛冶屋。
ズバリ言うと
認めたくないかもしれないけど- 01説明するのが面倒で、さっさと直してしまいます
- 02必要なときしか話さないから、無愛想だと言われます
この結果になった理由
ISTPこんな人です
口数は少なく、手は速かった鍛冶屋。折れた鎌を持ちこまれれば、どこがどう狂ったのか仕組みから確かめ、文句ひとつ言わず静かに生き返らせていたでしょう。道具を扱う腕前は、村でも指折りだったはずです。
長々と説明するかわりに、直し終えた物をぽんと差し出していたので、腕のわりに目立つことはあまりなかったはず。それを寂しく思ったことも、たいしてなかったでしょう。
判断は理屈でします。情に流されて鈍る前に「これ、いったいなんでこうなった?」から考えていたはず。見た目は冷たそうでも、実は問題の芯を正確に突く目でした。みんなが感情的になる場では、少しぶっきらぼうに見えたでしょう。無駄口はたたかないかわりに、一度口を開けば余計なものがなく正確だった。ほかの人が難しいと手を放した道具も、この人の金床の前に来れば、最後には本来の役目を取り戻しました。黙って差し出したその仕上がりこそ、この人の看板だったわけです。
縛られた場所より、流れにまかせるほうが楽だったはず。きっちり計画を立てるよりそのつど状況を見て手の動くまま動いていたけれど、みんながあわてふためく危機では、かえってその機転と度胸が光ったでしょう。必要なときに必要なだけ動くのが、この人のやり方でした。火事が出た日や橋が落ちた日、道具を持っていちばんに駆けつけたのも、たぶんこの人です。いまも言葉より先に手が動き、仕組みを分解してみないと気が済まないなら、それは昔からの気質。説明が面倒で、黙って直してしまうくせも残っているでしょう? だからこの人が何を直したのか、誰も知らないまま過ぎることがよくあります。会社のプリンターがいつ生き返ったのか誰も知らないのも、そのせいです。