整備士
無線機を直したのに何も言わないから、直ったことを誰も知らない。
壊れた物を黙って直し、それを顔にも出さない人。
ズバリ言うと
認めたくないかもしれないけど- 01壊れたものをその場で直して、グループを何度も救う。
この結果になった理由
ISTPこんな人です
手で問題を解く人です。前でしゃべるより、後ろで行き詰まりを静かに解消します。止まった車、開かない扉、うんともすんとも言わない無線機。目の前の物理的な問題をその場で片づけるこの手が、危機のたびに何度もグループを救います。みんなが足踏みするだけの故障を前に、黙って工具を手に取り、十分ほどして「よし」の一言で終わらせるんです。
怖がる前にまず分解してみて、いま手元にある物で何ができるかを一瞬で計算する。車のバッテリーで無線機を生き返らせ、スーパーのカートでバリケードを組むことも、この人にとっては特別なことではありません。みんなが驚いているのに、本人は肩をすくめるだけです。
感情に振り回されにくく、計画にも縛られにくいので、いま必要なものだけを正確に見て、状況に合わせて手を打ちます。危険が目の前に迫っても落ち着きを失わず手が先に動く人だから、みんなが恐怖で頭が真っ白になるときに大きな戦力になります。故障の症状を聞くなり「それ、ヒューズだね」と三秒で答える感じ。工具袋はいつも腰に下げていて、使えそうなねじ一本も見逃しません。
惜しいのは距離感です。人より問題に集中するあまりグループから浮き、自分の考えをあまり口にしないので思わぬ誤解を招くことも。ひとりが楽なので、肝心なときにグループの外へすっと抜けようとすることもあります。「発電機、直しといた」。その一言で済むのに、つい言い忘れるんですよね。直したことを言葉で伝え、そばに残っていれば、この整備士はグループのなかで正当な評価をまるごと受け取れます。言葉のかわりにうなずくだけの日が三日続くと、みんなは「あの人、怒ってる?」と顔色をうかがいはじめます。