設計者
立てた計画は誰にも教えない
頭のなかにもう地図を描いてある人。みんなが今日を見ているとき、ひとりで一か月先を見ています。
ズバリ言うと
認めたくないかもしれないけど- 01みんなが今日を見ているとき、ひとりで1か月先を見ている
- 02みんなが貝を拾っているとき、ひとりで潮見表をつくっている
この結果になった理由
INTJこんな人です
目先の食べ物より、まず構造を見ます。地形、水の流れる道、季節がどう移り変わるかを頭のなかでひとつのシステムに組み立て、そのうえに長い計画をのせる。みんなが目の前の木の実をとっているとき、この人は二か月後の雨季に備えて水路を掘っています。
みんな「なんで今それ掘ってるの?」と言いながら通りすぎていく。そのときは無駄に見えたその溝が、いざという日にキャンプを救うことは意外とよくあります。視野が人よりずっと遠くまで届いている人なんです。
誰にも見えていない大きな絵を描く目があります。混乱のなかからパターンを読み取り、何手も先を見通す。ただ、その計画をあまり人と共有しません。ひとつひとつ説明するくらいなら自分だけでわかっているほうが楽なので、キャンプの人たちはこの人が何を準備しているのか知らないんです。
人を計画のなかの変数としか見ないせいで、一緒に動いてくれる手が足りなくなり、いい設計が頭のなかや砂の上の絵のまま終わることも。説明していて相手がついてこないともどかしくなり、すっかり口を閉ざしてしまう。その沈黙が長引くほど、この人の計画はキャンプにとってだんだん他人事になっていきます。
大きくずれるのは、ひとりで正しいまま孤立したとき。どれほど精巧な設計でも、実行する人がいなければ、島ではただの落書きです。
残っているのは、頭のなかの地図を取り出して人に見せること。説明が長くなるのがいやでしないのだけれど、説明しなかった計画は、この人が眠っているあいだにそのまま止まってしまいます。二か月後の雨季に備えて掘っておいた水路も、それがなぜそこにあるのかを知っている人がもう一人いないと、誰かが「なんの穴?」と埋めてしまいます。