島と仲良くなった人
知っているけど、わざわざ口には出さない
この島を静かに好きになった人。何もしていないようで、ちゃんとうまくやっています。
ズバリ言うと
認めたくないかもしれないけど- 01この島をいちばんよく知っている人
- 02自分しか知らない泉で、毎日こっそり水浴びしてくる
この結果になった理由
ISFPこんな人です
この島を征服しようとはせず、ただ一緒に暮らしています。どの草がどのあたりに生えるか、潮の満ち引きがいつ変わるか、昼間どの岩陰が涼しいかを、頭より体で覚えていく。誰かに聞かれても「なんとなく、あっちが涼しかったよ」くらいにしか答えません。
夕焼けや波を長いあいだ眺めて、島のリズムに自分のリズムをそっと合わせる。派手に何かしているようには見えないのに、十日ほどたつと、この島をいちばんよく知っているのが意外にもこのタイプなんです。知っていることが多いから、けがも空腹も少ない。目立たなくても、いちばん長く無事に残ります。
自然とぶつからずに流れていく感覚があります。無理に押し切るかわりにうまくいく流れに乗るので、力をあまり使わずに長く持ちこたえる。そのかわり、前にはあまり出ません。
考えははっきりしているのに声に出して主張せず、もめごとが起きればぶつかるより一歩引く。いい観察と判断を持っていても、それがキャンプの決定にあまり反映されないのはそのためです。声の大きい人の雑な判断が採用されるのを見ても、わざわざ出ていって正したりはしない。そうして、この人の正しい判断は言葉にならないまま、胸の内に残ることが多いんです。
島をいちばんよく知っている人が黙っていると、それがキャンプ全体の損になります。「あっちは午後の潮が危ないのに」とわかっていても言わなければ、ほかの人がその海へ歩いていってしまう。
引くかわりに「わたしは、あそこは危ないと思う」とひと言添えればいいんです。このタイプが口をつぐむのは確信がないからではなく、ぶつかりたくないからなのに、聞く側にはその二つの区別がつきません。ひとりだけが知っていた潮の時間は、キャンプからすれば、誰も知らなかった潮の時間と同じです。